月別アーカイブ 12月 2018

著者:jeuxcasinoroulet

オンラインカジノの法的立場を検証する

オンラインカジノのイメージ

オンラインカジノのイメージ

国会では、日本にもラスベガスやマカオのようにカジノを作ろうという審議が始まり、つい先日可決したのも記憶に新しい所です。
しかしながら国会だけに限らず、一般人の中でもカジノは話題になっているのではないでしょうか?

現時点でギャンブルと言えば、パチンコ・スロットに競馬や競輪が主なものですが、カジノができれば、ブラックジャック・ポーカー・ルーレット・バカラなど多種多様なゲームを楽しむことができるようになります。
日本人がカジノを楽しもうと思うと、ラスベガスやマカオまで旅行に行かなければなりません。

そこで、今、話題になっているのが、オンラインカジノです。
オンラインカジノであればインターネットを通じてカジノをプレイできるので、気軽にカジノを楽しむことができます。
パソコンはもちろん、スマホでも気軽にプレイできるので、オンラインカジノに興味を持っている方も多いのではないでしょうか?

ただ、少し気になるのが、オンラインとは言え、カジノをプレイすることに違法性はないのか?ということです。

実際に逮捕者が出ています!

オンラインカジノをプレイすることが賭博罪に当たるかどうか、逮捕されたりしないのか?という不安が残ります。
この件に関して、2016年に3つの事件が起きています。

・2016年2月 NetBanQ事件
・2016年3月 スマートライブ事件
・2016年6月 ドリームカジノ事件

このうち、ドリームカジノ事件はカジノの運営会社が日本国内にあったので、少し意味合いが違ってきます。
やはり、国内に運営会社があると日本の法律が適用されてしまいますので。

他の2件は、運営会社も海外にあり、きちんとオンラインギャンブルが合法とされる海外で、各国政府や自治領からライセンスも受けて運営していますので、会社の存在自体に違法性があるものではありません。
それでも、プレイヤーが家宅捜索を受け、スマートライブ事件では逮捕者も出ました
ですから、これだけ見ると、オンラインカジノをプレイすることは違法に見えます。

不起訴になったプレイヤーもいました!

不起訴になったプレイヤーもいました

逮捕されたプレイヤーのほとんどは、略式起訴を受け入れて、自ら罪を認めてしまっています。
ここで、『略式起訴』というのがポイントになります。

略式起訴とは、軽い犯罪の場合に、自ら罪を認めて罰金を払ってしまえば、裁判をしなくても良いというシステムです。
ですから、逮捕されたプレイヤーのほとんどは、裁判での審議を経ていません。
つまり、裁判で「オンラインカジノは違法である」という判例がきちんと出たというわけではないのです。

そんな中、略式起訴を受け入れずに裁判で争ったプレイヤーもいました。
そのプレイヤーの裁判の結果はどうなったかというと、結果として不起訴になり、無罪放免となったのです!!

この1件だけを見て、オンラインカジノが合法だとは言えませんが、少なくとも、海外の運営会社のオンラインカジノをプレイすることが、すぐ違法には繋がらないでしょう。
まだ、違法か合法か判断のできない、グレーゾーンなのではないでしょうか。

オンラインカジノで逮捕されるのか?

グレーゾーンとは言え、今後もオンラインカジノをプレイすると逮捕されることがあるのでしょうか?
逮捕される可能性があるようでは、気軽に楽しむことはできません。

ただ、オンラインカジノをプレイする事に対して検察が「不起訴」という判断を下したと言う事実は変わりません。
ですから、今後の同様な事件に対しても、よほど確信の持てる、新しい証拠が見つからない限りは、検察が起訴をすることはまず無いでしょう。

一度、不起訴にした事件を起訴するということは、検察自身の過去の判断を覆すことになるからです。

逮捕されないために気をつけること

ほぼ、逮捕される心配はないでしょうが、やはり気をつけるべきことはあります。
2016年の事件で逮捕されたプレイヤーにどんな特徴をまとめてみます。

・日本人専用テーブルがあるようなカジノでプレイする
・表示名称がアカウントそのもののようなカジノでプレイする
・チャットに本人を特定されるような内容を書く
・ブログやSNSでプレイ内容を公開する

本人の特定がしやすいと、どうしても捜査対象になりやすくなってしまいますが、特にブログやSNSに注意していれば、逆に逮捕される心配はほとんどなくなります。

けれどもこれは違法です

けれどもこれは違法です

ここまでお伝えしてきたように、自宅で海外のオンラインカジノを楽しむ分にはグレーゾーンですし、逮捕されるような大事にはならないでしょう。
ただ、注意して頂きたいのは、”海外の”オンラインカジノです。

同じようにネットを使ったカジノで、カジノカフェのようなものもあります。
これは、ネットカフェのようなところで、インターネットを使用してカジノをプレイするので、オンラインカジノと同じように考えてしまいますが、そのお店で現金に清算してくれたりしますので、国内で賭博が成立しているものとみなされます。

これは、違法性が高く、現在でもカジノカフェでは摘発者が続出していますので、くれぐれも勘違いをしないようにしましょう。

まとめ

いかがでしょうか?
オンラインカジノには、まだ不安もあるかもしれませんが、一般的に知名度の高いカジノを選んで、楽しんでいる分には問題は無いようです。
安心して節度を守って楽しみましょう。